【始筆チェッカーで始筆の向きを覚えよう!】

お習字の基本『トン(始筆)・スー(送筆)・トン(終筆)』。小学校の毛筆書写や子どものころにお習字教室で教わったという保護者の方も多いのではないでしょうか?

始筆(書き始め・打ち込み)の向きは左上、10時30分の方向にするとそれだけでもピシッと整った線になります。

この始筆に関しては、時計を見せながら生徒さん達に説明はしているのですが、その方向に向けることが意外と難しい様子で『9時の方向』に向けて、トンと打ち込まずにス~ッと書いてしまうことが特にお習字を始めてまだ日が浅いお子さんには多いです(;^_^A

私もどうしたらわかりやすく伝わるか日々考えているなかで、「口頭で伝えるよりも、自分の目で確かめて改善点を発見してもらう方法はどうだろうか?」と楽しく自分で発見ができるアイテムを作ろう!!と閃きました☆

そして、完成したのがこの始筆チェッカー!!

アイデアを形にできました!Instagramで多くの書道教室の先生方から高評価をいただきました。ありがとうございます!

書いた文字の始筆の部分に始筆チェッカーを合わせると自分が書いた穂先の向きがおおよそ10時30分の方向に向いているか確認できるというお子さんに使用していただきやすい視覚で覚えるアイテムです。

始筆の指導に関して調べていると、穂先の形のスタンプやシールで穂先の向きを覚えるアイデアも見かけました。

今のところオリジナルの始筆チェッカーは生徒さん達に好評で「先生、この方向なら合格かな?」と、穂先の方向を今までよりも意識してくれるようになりました!

試行錯誤しながらですが、今後も『基礎から楽しく身につく』アイデアいっぱいの教室を目指してまいります!

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shinnochika